高齢出産

女性の社会進出が増加し、「晩婚化」「高齢出産」という言葉をよく耳にします。
結婚が遅くなれば、出産も遅くなるのは当たり前のことです。
日本の出産した女性の最高齢は60歳だとか。
子供を望む女性にタイムリミットはありません。
このページでは高齢出産について紹介していきます。

何歳からを高齢出産と呼ぶのか

「高齢者」とはWTO(世界保健機構)の定義では65歳以上を言います。
しかし、出産の場合は違います。高齢出産とは、35歳以上で初産、または40歳以上での出産(2人目以上)を言います。
なぜ、妊娠の場合は35歳や40歳で高齢とされるのでしょうか。

卵巣の機能が30歳代から低下してホルモンの分泌も減少していくために、35歳以降の出産はリスクが高まっていくとされています。
このことから、出産の適齢期は20歳代とされているので、35歳や40歳でも出産に関しては「高齢」とつけるのです。

しかし、35歳に急激にリスクが高まるわけではありません。
子宮の働きやホルモン分泌の衰えにも個人差があり、一般的に35歳前後から危険性が徐々に高くなるということを表します。

出産の適齢期は、一般的に言われる肉体的な適齢期であって、「そろそろ子供を作っても良いかな」と感じる精神的な適齢期とは、現代では30歳以上なのかもしれません。

何歳からを高齢出産と呼ぶのか

近年高齢出産は増加の一途をたどっていて、30年前の4倍にも増加しています。

初産の平均年齢は28歳を上回り、20歳代の出産数が減少傾向にあるにも関わらず、30歳代の出産数は増加傾向にあります。この背景には、社会の変化や医療技術の進歩があります。

晩婚化

女性の社会進出が進み、「仕事か結婚か」という選択に迫られても、仕事を選ぶ女性が増えてきました。
仕事での女性の地位が認められ、仕事にやりがいを感じて、結婚より仕事というキャリアを積んだ女性が増えています。

このため結婚も遅くなり、必然的に出産も遅くなる傾向にあります。

また、結婚=退社というイメージもなくなり、結婚後も働く女性が多く、「寿退社」と言う言葉もあまり耳にしなくなりました。
結婚していても、すぐには子供を作らない夫婦も増えています。

医療技術の進歩

近年医療技術の進歩によって出産の危険性が減り、トラブルの発生にも対応できるようになって来ました。
このため、医療技術によって高齢での出産が可能になったことも、高齢出産増加の原因と言えます。

以前は高齢出産とは30歳以上の初産とされていましたが、近年の医療技術の向上で5歳も引き上げられたのです。

また、不妊治療の技術も進み、長期にわたって不妊治療に取り組み、高齢になって子供を授かるという場合も多くあります。

以前は、不妊の原因が女性にあるとされてきましたが、男性の不妊も見つかり、治療に取り組む夫婦が増えたことも高齢出産増加の要因です。
不妊治療は長期の治療を要する場合が多いのです。

出産後の不安

少子化が進み、子供一人当たりにかけるお金が増えています。
習い事をさせて、大学までいかせて…と考えると、子供は欲しいのだけれど経済的に無理だと先延ばししている夫婦も多いです。

その上、出産後の仕事復帰が難しい現状にあり、それを懸念して子供を作ることができないという夫婦も多いようです。

高齢出産の基礎知識について、さらに詳しく読みたい