出産・健康

出産後というのは、出産前の体に戻るために心や体の変化があり、子育ての不安や疲れもあって、心も体も不安定になりがちです。出産後に多い心と体のトラブルを紹介していきます。赤ちゃんのためにも、産後の自分の健康も気遣ってあげなくてはいけませんね。
症状が出ても病気ではないので、心配しすぎないで早いうちに心と体を休ませてあげましょう。

産後うつ・マタニティブルー

産後は女性ホルモンの分泌が普段とは違っています。
女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の増減が激しくなります。

エストロゲンが減ると喜びを感じるセレトニンというホルモンが減少します。
そのため、エストロゲンの増減が激しくなると、心の状態も不安定になってしまうのです。

症状は、気分が沈んでしまう(急に泣いてしまうこともあります)、自信がなくなる、食欲がなくなる、不眠になる、子育てに神経質になる、マイナス思考になるなどがあります。(人によって違いがあります。)

もちろん発症する人と、発症しない人はいます。発症するのは全体の15%ほどです。
心の状態が不安定な時に強いストレスがかかると発症しやすいとも言います。

また、性格や環境によっても発症の仕方は違っていて、まじめな性格の人や、核家族で夫の帰宅が遅く助けのない人に多く発症しています。

発症時期は最もホルモン分泌の変化がある産後1ヶ月〜6ヶ月です。里帰り出産の人は、自宅に戻ってから症状が出る場合もあります。

予防するためには、疲れやストレスをためないことです。頑張りすぎずに、しっかり休むことが大切です。
赤ちゃんが寝たら自分も寝るというふうに、少しずつでも睡眠時間を作るようにしましょう。

また、育児書と自分の子供を比べないことも大切です。子供の成長はそれぞれなので、完璧に育児書通りにはできません。

月経痛の変化

産後、授乳中は女性ホルモンによって排卵が抑制されるので月経が来ません。
月経の再開時期は人それぞれで、産後1年の人もいれば産後1ヶ月の人もいます。
また、月経が再開しても、育児の疲れや子宮の回復によっては月経不順の場合があります。

産後の月経は一般的には軽くなるようです。
これは、出産によって血液の通り道が広くなるためです。
月経痛とは、月経血が子宮の入り口を通りにくい場合に痛みを生じますので、赤ちゃんが通ってくれたおかげで血液も通りやすくなり痛みも軽減されるのです。

しかし、月経痛がひどくなる人もいますし、出産後に体質が変わったという声もよく聞きますが、それには根拠はありません。

余談ではありますが、月経が再開していなくても排卵はしていることもありますので、性交渉の際は避妊が必要です。

抜け毛の心配

産後の抜け毛を産後脱毛症と言います。
産後の脱毛も、女性ホルモンの分泌が原因です。
そのため、産後半年くらいで女性ホルモンの状態も正常に戻りますので、抜け毛も元に戻っていきます。

しかし、半年以上経っても抜け毛が続く場合があります。
それは育児の疲れやストレスが原因と考えられます。
ひどい場合は皮膚科に相談しましょう。

気にしすぎることもよくありませんので、気にしないでいることが第一です。
産後の女性のほとんどが抜け毛の症状を経験しています。

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